流れ・注意事項

Flow

イルカ発見からエントリー~遊び方

イルカのいるポイントまでどのくらいですか?と聞かれる事がありますが、イルカは島の周りを泳いで移動しているので、たまたまいたところがポイントになります。
船を出してすぐの時もあるし、30分以上たってから見つかる事もあります。ごく稀ですが海が荒れている時は船がイルカのいる海域まで行けずに遭えない事もあります。
水面を見ているとトビウオが飛んだり、カメが顔を出していることもありますよ ♪出航〜帰港まで約2時間の行程です。

海況が悪い時にはイルカのいる場所まで行けなかったり、あまり会えずに終わってしまう事もあるのでドルフィンスイムは2回されることをお勧めします。

01.出発

まず、自分の乗る船を覚えて下さい。
船が多い時は自分の戻る船がわからなくなっちゃいますからね!

「なんとか丸」って船の横に書いてあります。

乗船したら、人数が左右均等になるようにすわりましょう。小さな船なので結構バランスが微妙なんです。船べりに腰掛けると船が揺れた時に落っこちますので船の内側にすわるようにして下さい。

02.イルカ発見

1. 船が出発したらキョロキョロとイルカの姿を探してみましょう。
一点を見つめずにボーッと広範囲を見渡すのがコツです。
探さなくてもいたら教えてもらえますが、自分で見つけるとウレシイですよ!

2. イルカの姿が見えると、船長やガイドの人から「準備して下さい」と声がかかります。
フィン、マスクを装着して、いつでも海へ入れるように準備してください。

3. イルカを発見したら、どちらからどの方向へ向かって泳いでいるのかをしっかり確認しましょう。

4. 船の左右どちら側からエントリーするかの指示がありますので、それに従ってエントリーの用意をします。(エントリー:船から海へ入ること)
エントリーの仕方は船によって異なります。

03.エントリー

5.「入って〜」と声がかかったら、なるべく早く海に入りましょう。
もたもたしていると、”イルカが通りすぎた後にボチャン”になってしまいます。
ただし先に入った人の上に落ちないように、飛び込む水面をよく確認して下さい。

※注意 イルカがすぐそばにいたとしても、声がかかる前に自分の判断で飛び込まないで下さい。船が動いていてスクリューも回っているため大変危険です。


6.海へ入ったら、もう一度方向を良く確認して、イルカの進行方向へ向かって水面を移動します。
イルカに向かってダッシュする人が多いのですが、向かって来られるとイルカは逃げてしまいます。
イルカの進行方向で待っていて、来たら寄り添うように泳ぐとずっと付いてくれる確率が高まりますよ。
やみくもに泳がないでガイドの後を付いていくようにすると良いでしょう。

7. イルカは必ず自分より下(水中)にいます。
顔を上げずに水中をよ〜く見回しながら移動しましょう。
前方だけで なく左右前後にも目をくばって。

わからなくなったら顔を上げてガイドや船長の指示を見て下さい。

04.アプローチ〜遊び方

初心者の方は、無理に潜ろうとしなくても水面から見ているだけで充分楽しめます。
イルカたちも遊ぶ時には水面近くに来ますので、そばにきたらイルカの動きに合わせて水面で回るように泳いだりしてみましょう。

経験者の方は、下に潜るようにすると遊べる確率が高まります。

出来れば、常に水中に誰かが潜っているように交代で、スキンダイビングを繰り返して下さい。水面から見ていてイルカと目が合ったら潜っていくようにすると、そばについて一緒に遊んでくれる可能性が高くなります。

タイミングをはずさないようにがんばって!
イルカに触るのはもちろん禁止ですが、イルカの近くで手を伸ばしたり、
手を振り回したりすると嫌がって逃げてしまいます。

カメラを持つ手は伸ばさずに脇を締めるようにして構えるのが
イルカに嫌がられずに上手く撮るコツです。

スキンダイビングが上手ければ、イルカも興味を示してずっと周りで遊んでくれます。

たくさん練習して上手になってくださいね!ただし無理は禁物です。水面移動で息が上がっている時、疲れている時は無理しないで下さい。無理な息ごらえも禁物です。

自分が余裕を持って出来る範囲内で行って下さい。

05.エントリー〜エキジットを繰り返す

ドルフィンスイムは一回だけではありません。海の状況にもよりますが、約2時間の行程の中でエントリー・エキジッ トを何回か繰り返します。
疲れたら無理をせず休むようにしましょう。

06.船に戻るとき〜エキジット

イルカがいなくなってしまったら、いったんグループ全員で集合して船の来るのを
待つか、もしくは船に向かって泳 いで戻ります。
船が多い時は他の船に行かないように気をつけてくださいね。
船からハシゴを降ろしますので、一人ずつ順番に上がって下さい。
待っている時は船から目を離さずに、船の後方には行かないように気をつけてください。

フィンは基本的には履いたまま後ろ向きにハシゴを上がります。

船に上がったら次の人のために場所を空けて移動してください。

ルールを守って楽しもう

御蔵島周辺の海域はイルカ達にとって出産子育ての場所であり、また社会生活を営み一生を過ごす場所でもあります。

イルカの事を知りイルカの気持ちになって行動する事が大切です。
イルカ達の生活を妨げないよう、私たち人間とイルカがいつまでも共存出来るように マナー・ルールを守って楽しみましょう。

イルカにさわらないこと、イルカに向けて手を伸ばしたりしないこと

私達だって知らない人に触られたらイヤですよね。

嫌がるイルカが2度と人間に近寄らなくなってしまう可能性もあります。
せっかく近くに来てくれても平泳ぎのように手をかいただけでサッと逃げてしまいます。

泳ぐ時はフィンをうまく使って、手をかかないようにしましょう。

子連れのイルカの群れを追いかけないこと

生まれて間もない子イルカを連れているグループは神経質になっています。

こちらから近づいたり追いかけることは絶対にしないでください。

人間に興味を持たないイルカをむやみに追わないこと

イルカも嫌がるし追いかけても疲れるだけ!
泳ぎ去っていくイルカを追いかけないで周りや後ろを見回してください。
意外とすぐ後ろから来たりしますよ。

からみ合いと呼ばれている状態のイルカに近づかないこと

グルグルと渦を巻くような形でからみ合っているイルカたちは興奮状態で危険なこともあります。

邪魔をしないように水面から静かに見るだけにしましょう 。

水中カメラのフラッシュは禁止

イルカにストレスを与えてしまう可能性があります 。

カメラの設定は必ずOFFにしておいてください。

自撮り棒は禁止

長い棒状のものはイルカにぶつかったり周りの人を傷つけてしまうことがあります。
GoProのアームも長いものは禁止です。短いグリップ(20cm位まで)を使用してください。
カメラを持った手を伸ばしただけでもイルカは嫌がって逃げてしまいます。
カメラは脇を締めて体のそばで構える方が良いですよ。

ダイブコンピューターのアラーム音等、音の出るものは禁止

イルカのコミュニケーションを阻害してしまう恐れがあります。
浮上警告等のアラーム音をOFFにするか水中に持ち込まないでください。

日焼け止めに関して

海洋生物に有害とされる紫外線吸収剤が入っているものは禁止とさせていただきます。
紫外線吸収剤フリー(不使用)と書いてあるものをお使いください。

自分のレベル、体力の範囲内で楽しみましょう

自分の限界を知っていることが大切です。無理をせずに疲れや寒さを感じたら休むようにしましょう。

寝不足や二日酔いも大敵です。安全第一でネ!

ドルフィンスイム時の注意事項

まわりに注意を払う

ドルフィンスイム中はイルカに夢中になってしまいがちですが、時々まわりを見回して、グループの人たちと離れていないか確認して下さい。多少離れるのは仕方ないですが、自分のいる場所を把握するようにしましょう。

週末やシーズン中は多くのドルフィンウオッチング船でにぎわいます。 一人だけ離れると船から見つけづらく、他の船にはねられてしまう可能性もあり危険です。

船の近くで潜らないこと

船の近くで潜ると船上からあなたの姿が確認できなくなります。 気付かずに船を動かしてしまうこともあり、 浮上時に船底に頭をぶつけたり、スクリューに巻き込まれたりしないとも限りません。船の近くでは絶対に潜らないで下さい。

船の後方に行かないこと

船の後方にはスクリューがあって大変危険です。また、船長からも見えません。
エントリー・エキジット時も含めて船の中央より後ろには行かないで下さい。

岸の近くに行かないこと

ドルフィンスイムは島のまわりで行いますが、岸に近づきすぎると、波によってそのまま岸に打ち上げられてしまう事 があります。また岸の近くの浅場は岩に頭をぶつけたりしやすいので、波や流れにも注意して岸に近づきすぎないように気をつけて下さい。

浮上時は上を見上げて

潜降後、浮上時には必ず水面を見上げて障害物がないか確認して下さい。船底にぶつかったり、他のダイバーに蹴られたり、イルカにぶつかったりしないよう気をつけましょう。

無理な息ごらえは禁物

無理な息ごらえはブラックアウト(失神)の原因になり大変危険です。練習時に自分の息ごらえの限界をよく把握し て、無理に長く潜りすぎないようにしてくだい。余裕を持ってできる範囲内で。

非常時には船に向かって手を振る

足がつったり、息が苦しくなったり、何か危険を感じたら、手を振って(出来れば声を出して)周りの人や船に知らせてください。(水面で手を振るのはSOSサインです。関係ないときにやらないようにしてくださいね )

海が荒れているとき

波や流れがあるとき、海に入るかどうかは、各個人の責任で判断して下さい。ガイドや船長が決定する場合もあります。安全第一で行いましょう。

船酔い対策

ドルフィンスイムの一番の天敵が「船酔い」です。
ドルフィンスイムの際は、2〜3時間船に乗りっぱなし!
普段、船に慣れていない方は船酔いするものだと思ってください!

船酔い対策

船酔いを防ぐコツ◆近くの物、下を見ないこと。
船酔いに弱い人のほとんどが、下をむいてじっとがんばっているのですが、これは最も酔いやすいパターン。
気持ちが悪くなりそう。と感じたら目をつぶってしまうのが一番です。


「自分は多分、大丈夫」という思い込みはキケンです。
船に乗る経験が少ない方は必ず「酔い止め薬」を 飲んでおいて下さい。
オススメの薬は写真の「アネロンニスキャップ」(子供用シロップも有ります)
※薬局・ドラッグストアで:6錠入¥1,000位
(これ以外の酔い止め薬は船酔いにはあまり効きません)

※特に弱い方は出発時東海汽船乗船前に一錠、翌日イルカ船乗船前の食前に一錠飲んでおくと効果的です。

クラゲ対策

クラゲに刺される被害が頻発しています。
カツオノエボシやアンドンクラゲといった猛毒のクラゲに刺されると顔が腫れ上がるばかりでなく、全身がしびれたりショック状態になったりすることもあるので注意が必要です。
肌の露出はなるべく少なくしてクラゲ防止クリーム等で万全の対策をしてください!


クラゲよけローションジェリーズガード」「セイフシー」を塗っておけば、ほとんど刺されないし刺されても最小限の被害で済むので安心です。

当店でも販売していますので購入希望の方はお知らせ下さい。(¥2,400)
※ ジェリーズガードは海に有害な成分は入っていません。
(SPF50のタイプはバカ殿様のように顔が真っ白になってしまうのでお勧めしていません)
※ セイフシーは写真の「Kids 敏感肌用」のみ有害成分が入っていません。これ以外は禁止です。
(クラゲよけ効果は同等です)

日焼け対策

ドルフィンスイム中は2時間以上船の上で太陽にさらされるので日焼け対策もしっかり!
ただし日焼け止めに関しては海洋生物に有害とされる「紫外線吸収剤が入っているものは禁止」とさせていただきます。(通常の市販品にはほとんど入っているのでご注意下さい)
ご購入の際は「紫外線吸収剤フリー」と謳ってあるものをお選びください。
一般に市販されているものだと「コパトーン・ブルー」等があります。

◆海を愛する人たちの間で大人気!
有害物質を一切含まない天然成分100%の海にも肌にも優しい日焼け止め
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◆オーストラリアのライフセービング協会が作った環境にやさしい日焼け止め
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